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MILANO‘S REVIEW

MILANO‘S REVIEW

『アナリスト』&『銀行員』シリーズ

『アナリストの憂鬱』&『銀行員』シリーズ』
原作:井村仁美 イラスト:如月弘鷹 講談社ホワイトハート刊



企業を調査する『アナリスト』である五十嵐クン
大先輩で、自分でアナリストの会社を設立し、
ストラテジスト(企業を調査した上で、投資の戦略を立てる仕事)としても有名な鷲崎

そして、五十嵐君の大学の後輩である銀行員の藤柴クン
藤柴クンの会社での教育係で、五十嵐クンの高校の先輩でもある椿本

そして、五十嵐クンの友人であり、
同じく藤柴クンの大学の先輩でもある

彼等、バリバリ働く男性達の(いいですね~~♪)仕事と恋のストーリーです。


■3時から恋をする(レッド文字は『銀行員』のシリーズ)

製作:インターコミュニケーションズ 1998年05月25日発売

キャスト:(藤芝遼太郎)石川 英郎
     (椿本 崇 )小杉 十郎太
     (林 秀幸 )井上 和彦

新入行員の藤芝クンは、無愛想だけど仕事のできる椿本に、マンツーマンで仕事を教わっています。
しかし、稟議書を提出する為に一緒に泊まった夜、「好きなんだ」と、無理やりに
○ーカンされてしまいました。

この辺りは、BLお約束の『最初は○ーカンで始まった』コースで、何も目新しいトコはないです(笑)。

でも、藤芝クンの『銀行員ライフ』が面白いですね。
取引先の、デパートが、他の銀行に仕事を移しそうになったので
自分の銀行の同僚達に背広を沢山買ってもらって、また仕事をもらったりするの。

そんな中で、椿本は、藤芝から避けられていても、何とか誠意を見せようとします。
お酒に誘って、断わられて(普通、断わるでしょう。○ーカンされたら。)、見事に落ち込むサマがカワイイよ。小杉さん。
それでもめげずに「大丈夫か?」「取引メモを見て見たら?」と声をかけたり
販売会のことを、頼まれる前に同僚達に頼んだり、と、健気です。
(そんなら○ーカンするなよな)

藤芝が、そんな椿本にだんだんほだされて行くところも、BLのセオリー通りなのですけど、
小杉さんの、仕事で頼りになったり、恋愛では余裕がなかったりする演技がセントバーナード犬みたいに愛らしくて、ついつい引き込まれてしまいました。

そして、ライバル銀行員で、大学の先輩、林が、外見さわやかなのに
実は『悪い人』なのも、井上さんの役にしては珍しかったです。


■8時半からフォール・イン・ラブ

番外編・同人 1998年10月

まず最初は、ラブラブになった藤芝(石川さん)と椿本(小杉さん)が、接待のつもりだったのに誰も来なくて、結局2人でゴルフをするという設定。

そんなに外でサセたかったんですか?先生

それから、ショートコント(コントか?)が、会社のエレベーターで
椿本さんにチューされて抵抗してる藤芝のとこへ、林が乗り込んできたりするドタバタ。

後半が、会社の慰安旅行で、藤芝と色んなコトをしようと計画を抱いては、
相手を牽制しあってる林&椿本(ほとんどお笑いコンビ)の話。

同人CDらしいですけど
椿本と林が会う度にケンカしていて
キャラも壊れまくり、小杉さんと井上さんがメチャクチャ楽しそうです。(笑)

■3時から恋をする2~5時10分から愛のレッスン

製作:インターコミュニケーションズ 1999年11月

キャストはそのまま。

なんだかどんどん、井上さん演じる『林』が、可愛そうになって来る一枚でした。

今回は、大きく二つのエピソードに分かれていまして、

ひとつめが

『林、藤芝を助けた見かえりに、騙してスキーに連れて行く』話。
藤芝の取引先が、林(今は藤芝のライバル銀行に勤務してます)の親の経営する『林グループ』から意地悪されて、経営不振、ひょっとすると倒産か!!

という危機に、林が手を回して助けてくれた交換条件として、
『一緒にスキーに行ってくれ』
という話を飲むわけです。そして、おきまりの
「藤芝!ずっと好きだったんだ(とラブラブ告白しつつ、すでに手を縛っているあたりが林…υ)」「林先輩やめて下さい!!」
という絶対絶命な危機に、椿本が助けに来るのでした。
(時代劇と同じでパターン化されてるトコを楽しむのです。笑)

林は、湯上りに藤芝を襲いかけて、椿本に殴られて気絶したまんま、
ホテルの部屋に放置されたわけです。お掃除のオバさんとかが発見したのかな~
すっぽんぽんのところを…、と、トークでも井上さんが心配してました。

後半は、 『椿本にナントカ銀行のお嬢様の見合いの話が来た~~』話。

藤芝自身も動揺したり、それを聞いてあせった会社の女の子が椿本にコクったりして
「本当は椿本さんも女性と結婚しなくちゃいけないんだ。」
と、悩むというお話です。

この見合いがまた、林の陰謀だったらしくて、
また、おバカな林が『俺が画策した。』と、正直に藤芝にバラすんですよ~~。

あのね~~井上さん(声優名呼ぶな)、ホントに悪い人は最後まで自分の悪事をバラしませんって。(ほとんど親身になって応援している…)

いつもいつも、陰謀を企てては、それを自分でバラし
その度に逆転され、かつ、ますます藤芝に嫌われて行くあわれな井上さんの林こそ
この話の真の主人公なのかもしれません
(そんなことはないでしょう)。

最後のあたりで、逆に騙されて、藤芝に呼び出され、嬉しそう~~にホテルのラウンジに出かけてる林…。
藤芝も、「来てくれて…良かった(ポ)」とか…演技してるんですよ~。清純派なのにぃ~~~~。(一応、椿本の指示のもと、動いているらしいけど。)
その黒さは、はっきり言って林以上!!!

それにメロメロになって、「ふ、藤芝…。上に部屋を…」とメチャクチャ天国気分だった井上さん。(だから声優名やめろ)
なのにそこへ、椿本に連れられた見合い相手がやって来て、
林の両親も到着し、自分の見合いが始まってしまう井上さん(だから林です)…
つまり、自分が椿本に仕組んだ見合いを、椿本が仕組み返してきたんですね。

椿本こそ、真っ黒くろくろ。サスガ林と親戚…(実は似てるらしいです)。

あわれ林…愛する藤芝にまで騙されて、かわいそうでもらい泣きです。さめざめ。

ハンサムで、仕事が出来て、『林グループ』の社長の息子
なのにセコイ陰謀ばっかし企んで、藤芝を追っかけている井上さん(林です)



浅はか過ぎて愛しくなってしまいそうでした。(とうとう本末転倒ですか)



■ベンチマークに恋をして(ブルー文字は、『アナリスト』のシリーズ)

製作:インターコミュニケーションズ 2000年4月25日
キャスト:
(五十嵐邦彦)三木眞一郎/(鷲崎 勲)塩沢兼人/水沢千鶴)水谷優子/(鳥海 潤)石田 彰/(林 秀行)井上和彦/川口)松本保典/(辻谷)小野健一/(野木)千葉一伸/星野千寿子/ミックボンド


スミス・シェファード証券の新人アナリスト、五十嵐(三木さん)は、大事な説明会で、やり手のアナリスト鷲崎(塩沢さん)に助けられたのを機会に、交流を始めます。
説明会の後で「まだまだだな。」と、言われたのでむかっときて、鷲崎を睨みつけたりもしていた五十嵐でしたが、
鷲崎は、「見込みのない人には何も言わない」と、実は彼をかっていたのでした。

でも、同僚の水沢を鷲崎との食事に連れて行った夜、彼女との仲を邪推した鷲崎が本性を現して無理やりに…

塩沢さん×三木さんの、安定感ある演技と色っぽいエッチで、充実感あるCDになっています。難を言えば、三木さん=フレッシュマン、塩沢さん=ヤンエグ社長
って感じがちょっと薄いかなぁというところだけですね。
(フツーの演技中は、そう思っても、色っぽいシーンになると、納得して「二人共うまいなー」と感心してしまうから凄いのでした。つかこのお二人が演技することで、エッチシーンが本より嫌らしくなってるような気がする~~。)

一応最後には、鷲崎さんを好きなことを認めた五十嵐クンですが
まだ「この、エロオヤジ」と、言ってる状態なのでした。

■3時から恋をする4~8時50分愛の決戦

製作:インターコミュニケーションズ 2000年10月25日

■午前0時愛の囁き

製作:ファーストスマイル・エンタテイメント 2001年11月7日

■恋のリスクは犯せない

製作:サイバーフェイズ 2001年12月25日 

キャスト:(五十嵐邦彦)緑川 光/(鷲崎 勲)鈴置洋孝/
     (鳥海 潤) 子安武人/(ジェフリー)森川智之/
     (林 秀幸) 井上和彦/(椿本 崇)小杉十郎太/
     (藤柴涼太郎)岩永哲哉/(水沢)斎賀みつき/(川口)栗太圭/
     (辻谷)うすいたかやす/(野本)高田べん/(田中)小原雅一

今回は、課長の代わりにアメリカ本社でレクチャーを行う事になった五十嵐クン。
その為に、また水沢さんと協力することになって、それが気に食わない鷲崎さんとけんかをしてしまいます。

鷲崎さんの方でも、部下の鳥海が、なにやらアヤシイ動き。
「五十嵐さんは鷲崎さんと仲がいいんですよね。」という態度をとってみたり
「鷲崎さんのことは僕にまかせて、安心してアメリカに行って来て下さい。」と言ったりするのです。

やっとのことでレクチャーを成功させて、アメリカから電話をすると
鷲崎の部屋には深夜なのに鳥海がいて…

石田さんから子安さんに変わった鳥海がうさん臭さ200%アップで効いてます~~vv
緑川さんは、英語も流暢で良いのではないでしょうか??
鈴置さんも大人の魅力バッチリ。(ちょっと舌ッ足らずっぽい?点は気になりますが)
森川さんは、アメリカサイドでの案内&アドバイスをするジェフリー役。
日本語が上手い人なのだそうです。

途中、例のごとく、五十嵐君が親友の林の愚痴を聞く食事シーンに
『銀行員』カップルの椿本(小杉さん)×藤柴(岩永さん)が現れるという趣向で、一同勢ぞろいとなっていて、楽しい一枚となりました。 

■誘惑のターゲットプライス

製作:サイバーフェイズ 2002年10月25日

相変わらず、レポートや資料作成に忙しい五十嵐クン。
今日は『兼原製作所』とやらのターゲットプライスを考えています。

恋のライバルかもしれない鳥海と、コンペでも競合することになって
なかなか鷲崎とも会えない毎日。
(五十嵐はガマンして冷たくしてるのに、鷲崎は、しっかり家に押しかけてるんですがね)

でも、コンペには負けるし、自分の出したターゲットプライスもなかなか思うように現実の株価と一致しないで、自信を失います。

アメリカの本社と人事交流のチャンスを与えられ、3年間研修をしてこないかという話が出ているのだけど、その職種が、今の『研究職』でなく、『営業』であることもあって、『自分は研究職に向いてないのかな』と悩むのでした。

鷲崎に相談すると『チャンスだから行きなさい』と言われ
「研究職にむいてないのか」「寂しいと思うのは自分だけなのか」と二重にショック。

でも、『兼原製作所』の株価が、自分のターゲットプライスに合致した時、
自分が本当に何をしたいのか、思い出したのでした。

今回は、アメリカから、森川さん演じる『ジェフリー』がやって来て、研修にさそいます。こいつ、実は社長の息子らしい。そして、影では五十嵐君を仕事以外で欲しがってるようなカホリです。
(さすが、鷲崎さんは感知してるみたいです)

五十嵐クンは、鷲崎の元妻の西山(勝生さん)や、椿本にも相談します。
西山さんのセリフに
「五十嵐君!貴方、イイわよ~~。」というのがありますが

イイのは貴女だよ!勝生さん!
美人で色気もあるけど、サバサバした女性の役をやらせたら天下一品だよね。
女の子達の人気もあるんだろうな。

おまけのCDでは、本編で薄めだった「あんあん」が、濃密にサービスされてまして、(本編ではお風呂場エッチのシーンがカットされてて、「BLにあるまじき」と思った)緑川光ショーとなっておりました。


 

■愛と欲望の金融街(双方が出演)

製作:講談社 2004年3月5日

(温泉編)
椿本と2人きりで京都の温泉に来たはずの藤島クン。
なのに林と、ブラコンな弟の雅彦(中井さん)が、示し合わせて同じ旅館に来ていた!!
そこへ、鷲崎と五十嵐の「アナリストカップル」も偶然居合わせて(ありえね~~)
というドタバタコメディです。

椿本と鷲崎の『若オヤジ』と『エロオヤジ』が、濃ゆ~~くがんばってます(笑)

藤芝と一緒にお風呂に入りたい林。
『椿本との関係を弟にばらすぞ』と威してまで一緒に入りたい林。
上機嫌に風呂場に向かい、湯気の向こうに藤芝らしき影をみつけ
「ふじしばぁ~~~v」と洗い場をパシャパシャ走る林。
だきついてKISSしたら、椿本だった林…(あわれすぎてもらい泣き)←なぜか笑いながら泣くミラノ
ゲロゲロな2人

つまり、一瞬、椿本×林(もしくはリバ)だったんですね。それは貴重です~~。←棒読み

藤芝達に林が何かしでかさないか心配で気もそぞろな五十嵐クンに
機嫌が悪い鷲崎オヤジ(絵から見ると、ハンサムなのに~なんでオヤジ扱い?)
風呂場で緑川さんの五十嵐が泣かされているところを
相談に来た藤芝弟=雅彦が聞いてしまって、
林とふたり酒…

隣の部屋に林と雅彦がいるからとおあずけ食らわされてたのに
藤芝が眠れずため息ついただけで、それが切れちゃった椿本。
普通の話し方が結構固くて抑揚が少ないので、(会話のメリハリよりも、かわいさと色気重視なのかな)『大丈夫?』と視聴者に思わせつつも
アノ時になるとメチャクチャセクシイに乱れてる岩永さん。(固い演技も『艶技』で許そう)←この言葉こそオヤジだ。

その声が聞こえてしまう林(かわいそうすぎて号泣~~)

ストーリー的に全く意味の無い話なのですが、たくさん笑えました。

(ワシザキ・リサーチ・インスティチュート編)
五十嵐とケンカした鷲崎が朝から機嫌が悪いので、恐れおののいている社員達。
でも鳥海(子安さん)は
「どうせ五十嵐クンとケンカでもしたんでしょ」と平気。
「こ~~んな面白いことは、他の社員には教えられないよね。v」と言ってます。

「今、社長、面白いんですよv」と、元妻の西山麗子に電話したり
「今日、社長、元気ないから、お酒に誘おうかと思ってるんだけど」と
五十嵐に嫌がらせなのか影なる応援なのか分からない電話をしたりしてる。

何考えてるんでしょうね。この人??

単に鷲崎が好きで、2人を邪魔したいだけでもなさそうです。

(Q&Aコーナー)
レギュラーメンバーにイロイロ質問してます。本音トークっぽく

鷲崎が五十嵐にプレゼントしたいものは『エプロン…』と言って、殴られそうになってるのがオヤジの真髄ってかんじで見事でした。

あのデカイケースに、CDと、小さい(厚い)冊子のみの作りなんですよね。
あの大きさは何だったんでしょうね。??


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